海外で子育てする上での重要な選択肢

Facebook にシェア
[`evernote` not found]

こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。pencil3

皆さんは、世界中に日本人学校や補習校が200校近くあるのをご存知でしたか?

海外で子どもに日本語教育を受けさせたいと思って子育てをしているご家族にとって、補習校は重要な選択肢のひとつです。そこで、今日は海外の補習校についてお話しましょう。


Japanese Elementary School / emrank

補習校(正式名称は、日本語補習授業校)は、アメリカだけでも100校ほどあり、平日の放課後または週末に国語を中心とした授業を行う学校です。『日本語』補習校と呼ばれるため、日本語を教える学校と思われやすいですが、本来は、文部科学省が定めた学習指導要領に沿ったカリキュラムで国語や算数を日本語で教える海外にある日本の学校です。

補習校は永住予定者が多いアメリカに多く存在し、ヨーロッパやアジア、アフリカ、中南米などの国には日本人学校が多くあります。ちなみに、日本人学校は平日の通常時間帯にフルタイムで通う学校のことです。

また、補習校とは、日本の教科書無料配布、校長・教頭の派遣、現地採用教員の指導などの文部科学省からの援助や、外務省からの資金援助を受けている日本政府に正式に認可されている学校を指します。つまり、海外の補習校も日本国民の支払う税金によって賄われています。

日本の学校にいつでも編入できるように、日本の学校制度に基づいた教育を行うことを前提とした学校なので、海外にあっても、日本と同じ4月入学・3月卒業の年度構成をとっています。また、年間行事も日本の学校並に組み込まれており、入学式、卒業式はもちろん、運動会や遠足なども行われます。

さらに、日本文化を継承するため、保護者のボランティアの協力のもと、かるた大会、餅つき、書初め、七夕の短冊作り、夏祭りといった季節のイベントを催す補習校が多いです。


New Year calligraphy / 書初め / Kanko*

補習校の授業内容は、予算や生徒数に大きく影響されるので国や地域によって差がありますが、国語と算数を主に教えている学校がほとんどで、社会や理科、音楽、美術、体育などをカリキュラムに取り入れている学校は稀です。

ちなみに、ニューヨーク補習授業校の初等部では国語と算数を、中等部では国語、数学、社会、理科の4科目を教えています。

また、文科省の認可を受けた補習校ではありませんが、ニューヨーク周辺では名が通っているニューヨーク育英学園では小学部では国語・算数・理科・社会・生活・体育の6科目を、中学部では国語・数学・社会の3科目をカリキュラムに取り入れています。どちらの学校も国語と算数・数学に指導時間の多くを費やし、海外で暮らす子ども達の日本語を維持するのに努めています。

日本語を学ぶのに国語は言うまでもありませんが、算数も実は国語の学力が大きく影響する科目です。四則計算などの単純な計算問題であれば、数式は(ほぼ)万国共通なので問題ありませんが、文章題となると国語の「読解力」が必要になってきます。問題で聞かれていることを正しく理解し、計算した解答の中の必要な部分のみ(単位はいるのか、少数はどこで四捨五入するのか、仮分数で答えるのか…などなど)を記入しなくてはいけないので、ただ計算ができるだけでは正解に結びつかない場合があります。

算数の文章題が不得意なお子さんは、そういった間違いをただの「ケアレスミス」で片付けないで、国語の読解をもう一度勉強し直すと良いですよ♪



math notebooking times five / jimmiehomeschoolmom

話を補習校に戻すと、近年の傾向としては、通信教育教材の質の向上、日本語図書の入手のしやすさ、スカイプなどの通信技術の発達、公文を始めとする学習塾などの選択肢が増えてきたことに加え、日本の文化や日本語が海外でもポピュラーになり日本語に接する機会が増えたことや、放課後や週末が拘束されることへの懸念、ボランティアや送り迎えによる保護者への負担などにより、年々補習校の生徒数が減少しています。これは、ニューヨークだけに限ったことではなく、カリフォルニア州やロンドンなど他の国や地域でも同様に減少の傾向が見られます。

親として、子どものためになる選択肢は多いに越したことがないので、これからも補習校を維持していってほしいものですね。でも、日本語教育の選択肢の中に「みらい塾」も入れるのを忘れないでおいてくださいね♪

 

image_thumb[3]

個人的に驚いたのが、カリフォルニア州ロサンゼルスにあるロサンゼルス補習授業校(あさひ学園)とサンフランシスコ日本語補習校がニューヨークを上回り、補習校としては世界最大規模なんですって。

ニューヨークにはかなり日本人が多いイメージがありましたが、カリフォルニアにはまだまだ敵わないみたいですね。(^_^;)

 

.

こちらの記事も合わせてどうぞ!