皆さんのお子さんは、時間に追われた忙しい日々を送っていますか?
私たちが子どもの頃に比べ、現代の子ども達は習い事などで毎日がとても忙しいです。
スイミング、ダンス、空手、ピアノ、バイオリン、そろばん、公文、学習塾、補習校 ―――こうした習い事をさせるのは、「早くから始めるほうが良い」「子どもの時期にたくさんの経験をさせると良い」「将来役立つ」など、子どもを思う親心からです。
しかし、習い事のスケジュールがびっしりと詰まっている毎日が、本当に子どものためになっているのでしょうか。
イギリスのBBC Newsの記事によれば、教育研究者のTerresa Belton(テレサ・ベルトン氏)が行った調査の中で、イギリスの有名作家Meera Syal(ミーラ・サイアル)は、幼少時代を振り返りながら「窓から眺める外の世界を観察する日々が文章を書き始めるきっかけとなった」と語り、また、アーティストのGrayson Perry(グレイソン・ペリー)も、「考え込む時間や退屈な時間は大人にとっても大事だ」と話しました。
子どもの創造力を伸ばすには、立ち止まって考えられる時間や心の余裕であり、ひとりになれる【退屈な時間】こそ、必要なのでしょう。
さらに、子どもの頃の一人遊びの経験は、学業にも良い影響を与えます。例えば、お絵かきや塗り絵をしていた子は適度な筆圧で文字を書くことができますし、折り紙で遊んでいた子は手先が器用です。また、積み木やブロックで遊んでいた子には空間認識能力が育ち、ごっこ遊びをしていた子は創造力を働かせることを覚えます。
子ども達は、幼少期にこうした遊びを通して自己を確立していきます。コンピュータ・ゲームなどのバーチャル世界の遊びばかりしていては、なかなか得られないものばかりです。
しかも、遊びでトコトン追求する楽しさを知っている子は、小学生以降も、一人でコツコツと努力する地味な作業の代表である「勉強」もできる子に育っていくことでしょう。
今の時代は、テレビやコンピュータ、タブレット端末や携帯電話など、退屈を紛らわせるためのツールがそろっており、すぐに手に取って時間をつぶすことができる環境にいます。子どもの創造力や自立を促すには、あえて「何もしない時間」を与えてあげることが大切なのかも知れませんね。
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