海外で暮らす子ども達の日本語環境はさまざまです。夏休みは、そんなニーズの異なる子ども達それぞれに合った日本語学習方法を探してあげることが大切です。
永住子女のための塾である「みらい塾」では、海外でもきちんとした日本語を学びたいと思っているお子さんのためのバラエティに富んだコースを随時提供しています。ただいま、夏期スクーリングのお申込も受付中です。お子さんの夏の日本語学習でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
さて、一見同じようにアメリカで暮らしている子ども達でも、海外在住歴や将来居住する場所、家族構成などによって、日本語と英語のバランスは大きく異なります。
今日は、日本語力アップのための夏休みの過ごし方について考えてみましょう。
アメリカ長期滞在の子ども(日本語 > 英語)
将来は日本へ帰国する予定があり、アメリカの滞在期間が5~6年を超えた家庭の子どもは家庭内で日本語を使っている場合が多く、日常会話に関してはさほど問題がありません。しかし、現地校が長くなるにしたがって、学習内容が英語中心になってきます。補習校や帰国子女専用の塾などに通って日本語での学力の維持に努めていますが、年々、その差が大きくなるのを心配している頃でしょう。
そんな子ども達には、夏休み中にできるだけ長く日本に滞在させてあげましょう。学年相当の日本語力を定着させるには、日本で学校生活を経験するのが最適です。帰国することを前提にし、現地校よりも日本の学校に比重をおくことが重要です。特に、英語は現地校でリスニングができているからと言って、日本での英語の授業についていけるとは限りません。日本の英語授業は、和訳をメインに進めていくため、基本的な構文や英単語を忠実に直訳できなくては成績に結び付きません。日本語⇔英語ともに意味を正しく理解しているか、再度確認してみましょう。
永住予定の子ども(日本語 = 英語)
日本もしくはアメリカで生まれ、アメリカで育ち、今のところ日本へ帰国する予定がない家庭の子どもは両親ともに日本人である場合が多く、知り合いや親戚のほとんどは日本に住んでいます。長くアメリカで生活をしていても【自分は日本人だ】という意識が強く、子どもにも日本の文化をきちんと身につけた日英バイリンガルになってほしいと願っていることでしょう。
そんな子ども達に日本の文化や学校生活を経験させるために、夏休みは2週間~1カ月ほど日本に滞在させてあげましょう。高校生であれば、日本で短期のアルバイトを経験するのも良いでしょう。あまり長期間日本に滞在すると、アメリカに戻ってきてから英語に対して違和感を持つことがあるので、少なくとも現地校が始まる2~3週間前にはアメリカに戻り、現地校の準備をするようにしましょう。将来、日本での大学進学を視野に入れている場合は、補習校や塾で日本語での勉強(特に読み書き)と現地校での英語の勉強のどちらも同等に力を入れる必要があります。
国際結婚の子ども(日本語 < 英語)
アメリカで生まれ育ち、両親のどちらかが日本人ではない家庭の子どもは、家庭内での会話が英語である場合が多く、日本語は第2言語として学習しています。補習校で授業を受けるだけの日本語力が十分に身に付いていない場合が多いことから、家庭内で独自に日本語を教えています。
どちらかの親が日本語を理解していないことから、長期滞在者や永住予定者に比べ、積極的に日本語教育を行っていません。そんな子ども達には、夏休みに日本語や日本文化に触れさせることに焦点を当て、日本語で実践している体験型のクラスや集まりに参加させると良いでしょう。例えば、日本人の友達といっしょにお菓子を作る、昔からある日本の遊びをする、日本人が主体の音楽やスポーツチームに参加する ―――などですね。日本語を使う環境を積極的に作ってあげ、「もっと、日本語を話せるようになりたい!」と思わせることができると良いでしょう。
子どもの生活環境によって日本語に対するニーズやアプローチ方法は異なりますが、【日本語を使いたい】という思いを持たせることがなによりも重要です。そうした思いが、海外で日本語を学習することの大切さを子ども自身に実感させることになります。
子どもに合った日本語のアプローチ方法を考えてあげてくださいね!
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