さて、海外での日本語力および学力を順調に伸ばすのにもっとも効果的な方法は何だと思いますか。
それは……
毎日
短い時間
くり返す
ただ、それだけです!
週に1日、3~4時間がんばる子
VS
毎日30分がんばる子
週単位では、3~4時間と同じくらいの勉強時間だったとしても
上記の二人では、
圧倒的に後者の学力が伸びます、しかも継続的に。
つまり、
週数回の音読練習よりも、毎日5分の音読練習
週数回の漢字練習よりも、毎日10分の漢字練習
週数日の日本語学習よりも、毎日20~30分の日本語学習
こうして短い時間でも毎日取り組むことを
少なくとも1ヵ月は続けてみてください。
良くも悪くも同じ行動を1ヵ月以上続けるとそれが習慣になります。
1ヵ月後、きっと効果を実感できるはずです。
習慣化するための5つのポイント
(1)勉強場所を決める
歯磨きは洗面所で、食事はダイニングで…のように、
行動と場所をセットにすることで無意識でも同じ行動ができるようになります。
ちなみに、勉強場所は誰かが常にいる場所が最適です。
誰が見ていなくても部屋で一人で勉強ができるようになるのは
すでに勉強することがきちんと習慣化できている中高生以上です。
今はまず、親子で良い習慣を身につけることを意識しましょう。
勉強する場所として、具体的には、
親が常にいる場所、例えば、リビングルームやキッチンなどがおススメです。
絶えず親が近くに存在していることで、
分からないことがあればすぐに聞ける環境が容易に作れます。
また、机の向きにも注意しましょう。
小学校低~中学年の時期は顔が見える対面
高学年以降、
コンピュータを使って勉強する場合には背を向ける背面にしましょう。
背面の配置は
親からコンピュータ画面が目視できる
子どもが直接的な視線を感じないので集中できる
など、親子にとって利点があります。
(2)勉強時刻を決める
8時に起床、12時に昼食、10時に就寝など
時刻を目安にすると無意識に同じ行動がとりやすいです。
また、すでに習慣化している行動を目安にしても良いですよ。
起床後
食事の前後
帰宅後
入浴の前後
就寝前
習い事や予定などに左右されないので、
こうした行動の前後にすると決めておくのも取り組みやすいですね。
(3)勉強する時間を決める
毎日の習慣づけのために、まずは短時間の勉強から始めましょう。
タイマーできちんと時間を計るのがおススメです。
低~中学年なら毎日10~20分ほどでOKです。
例えば、
音読を2~3分
ひらがな・カタカナ・漢字などの読み書き練習7~8分
高学年以降なら30分~です。
ただ、この時期は習い事などで一度に長い時間を確保できないこともあります。
その場合は、机の前に座っている時間というよりも
細切れのスキマ時間を活用し
トータルの学習時間を30分以上とすると実行しやすいです。
登校前のスキマ時間に音読5~10分
入浴後のスキマ時間に漢字テスト勉強や熟語などの暗記もの5~10分
就寝前のスキマ時間に読書10分
机上の勉強としては、
漢字の読み書き練習10分
言葉の意味調べ10分
読解問題15分
など、スキマ時間で覚えたことをアウトプットする学習内容にするとより効果が得られます。
(4)勉強する内容を決める
勉強時刻になったらすぐに勉強が始められるように
少なくとも取りかかりだけでもあらかじめ決めておきましょう。
漢字の読み取り
熟語の意味調べ
文章読解問題
音読
なお、全体の学習計画は週末などに1週間分まとめて決めておくと良いですね。
その際は、ページ数や問題数など具体的な内容も決定しておきましょう。
なお、その日終わらなかった学習は
スキマ時間をうまく使って翌日中には終わらせ
計画した予定を完了することを親子のお約束としましょう。
(5)勉強の成果を実感させる
海外での日本語学習者は
家族間以外で日本語を使う機会をあまり持てないこともあり、
自分の日本語力の成長をなかなか実感することができません。
そこで、
目に見える形で日本語力が伸びていることを実感できる機会を作ってあげましょう。
もちろん、
漢字テスト
暗唱や音読の発表
リサーチの発表
など、みらい塾では成長が実感できるための授業展開を考慮していますが、
もう1歩前進して、
漢字検定
数学検定
日本語能力試験
これらの試験を定期的かつ継続的に受検してみましょう。
期限のある身近な目標を持つことで集中して日本語学習に取り組めるようになります。
さらに、見事合格証書を手に入れたときは、喜びもひとしおです。
海外でがんばっている日本語力をいろいろなところで披露させ、
日本語で話したり、日本語を勉強したりする楽しさを教えてあげてくださいね!
みらい塾で日本語力の楽しさが実感できます!
※受付時間外でも、留守番電話にメッセージをお残し頂ければ折り返しお電話いたします。
↓↓↓ ランキングに参加しています。もし良ければ、クリックしてください。(^_-)-☆ ↓↓↓
.