今後も順調に日本語力を向上させる方法


こんにちは。みらい塾の馬場です。

さて、皆さんは海外在住のお子さんの日本語学習において、ターニングポイントはどこだと思われますか。

実は、幼少期であれば比較的容易に

お子さんに日本語で話しかけていると、徐々に日本語で会話ができるようになり、
読み聞かせをしていると、少しずつ文字の読み書きができるようになり、
問題集やドリルなどをさせていると、だんだんと漢字も書けるようになってきます。

そんな子どもの様子を見ていると、
海外在住でバイリンガルに育てるのも夢じゃないかも?なんて思いませんか。




しかし、


ある一定のレベルを過ぎたころから、
日本語力がこれまでのように順調に伸びて行かないことに気付きます。



具体的には小学3年生くらいから顕著に見受けられるようになります。



真面目に取り組んでいなかったから?
漢字の量が増えてきたから?
学習内容が難しくなったから?



いいえ、決してそうではありません!




小学校低学年頃までは、日本語を学ぶことを念頭に学習を進めてきました。

家庭内での日本語での日常会話
ひらがな・カタカナの文字の読み書き
漢字交じりの短文づくり
 ……などですね。




文字を習い始めると
耳から聞こえていた言葉を活字に変換できるようになり、
日本語の理解力が急激に上がります。

また、

漢字の読み書きができるようになると
これまでひらがなで書いていた言葉を漢字に置き換えることで、
文章の読み書き力が飛躍的に上達します。


ただし、これらはいずれも単純思考の学習でしかありません。


ここからさらに日本語をステップアップさせるためには、
目の前にないものを脳内でイメージする
抽象思考の学習へと移行していかなくてはなりません。


つまり、

これまで日本語を学んでいたレベルから
日本語で学ぶ(考える)ことへシフトチェンジをしなければならないということです。


日本語を学習することを目的ではなく、
手段として考えることで新たなステップを登り始めることができます。




ただ、海外で日本語をがんばっているご家庭のほとんどは、
国語だけで日本語力を伸ばそうとします。

国語で学習する語彙だけでは情報に偏りがでます。
日本在住の子ども達との語彙力の差はここにあると言っても過言ではありません!




では、偏りなく日本語力を順調に伸ばすためには、どうすればいいでしょうか。


海外でも簡単に実行できるのは、
国語以外の教科を日本語で学習することです。






日本在住の子ども達は

算数では、
平行、垂直、倍数、通分、四捨五入など

理科では、
細胞、作用点、酸化、沸点など

社会では、
赤潮、院政、オゾン層、貝塚、二毛作など


国語の教科書や、親との日常会話では
おそらく登場しないであろう高難度の語彙を否応なしにくり返し読み書きしています。

しかも、
言葉の意味や使い方、時代背景などの情報と合わせてムリなく学習しています。





もちろん、
ご家庭でも偏りなく日本語の語彙を増やすことは可能です。



例えば、
さまざまなジャンルの本を買い与えたり、
新しい語句をふんだんに使って会話を広げたりなどを



意識的に常に実行できる家庭であれば、問題はないでしょう。
しかし、そういった家庭は非常にまれです。



海外で今後も順調に日本語力を向上させるためには
小学中学年以降は国語以外の教科を日本語で学習することに取り組みましょう!

みらい塾では総合的な日本語力を育てます!

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