学習の習慣を生活に定着させるポイント


こんにちは。みらい塾 塾長の馬場です。ok4

少し時間が経ってしまいましたが、低学年で身に付けておきたい基礎学力として、以前、計算力漢字力の家庭での楽しい習得方法をご紹介しました。

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では、今回は、学習する上でなくてはならないもっとも大切な要素である「学習習慣」について考えていきましょう。

 

 

これまで、計算力や漢字力などの基礎学力のために、定期的に学習を繰り返してきたお子さんであれば、小学校に入学する頃には、自然と毎日の学習の習慣が身に付いていることでしょう。しかし、小学校中学年(8~10歳)時点で、学習の習慣がまだ身に付いていない場合は、今日からすぐにでも始めましょう。

学習の習慣


未就学児や小学校低学年のお子さんの場合であれば、「学習の習慣」と言っても、九九を覚えさせたり、漢字を練習させたり ーーーのような無理強いな早期教育をする必要などはありません。まずは、お絵かきや読み聞かせ、工作などを毎日いっしょに親子で楽しむことから始め、数分でも落ち着いて座る習慣を身につけることができていれば十分です。

小学校中学年以降であれば、毎日、少なくとも30分は勉強しましょう。

もちろん、この場合の「勉強」とは、現地校の宿題以外の学習時間のことですよ。この時期までに自宅での学習習慣が付いていないお子さんには、始めは多少無理やりでも仕方がありません。

まずは、親御さんがお子さんの隣にいっしょに座り、勉強させることから始めましょう。この段階では、「やりなさい」と口だけのサポートではなく、態度でも示すことが大切です。それを4~5週間ほど続けていれば、親子ともに新しい生活パターンに徐々に慣れていくことでしょう。この段階を過ぎるまでは、親御さんもがんばってサポートしてあげ、必ず毎日実行させてください。


例えば、みらい塾の生徒さんであれば、習慣づけのために少し多めに宿題を出すようにしています。こうすれば、始めのうちは、提出期限の前日にまとめて宿題をしていた子も、毎日少しずつした方が楽に終わらせられると気が付くようになり、みらい塾の日本語学習の時間として30分~1時間ほど、あらかじめスケジュールに組み入れてくれるようになります。(^^♪


自宅学習は親御さんのお子さんへの関わりが、かなり重要なポイントとなってきますので、

親のかかわり = 子どもの学力

であり、両者は比例してることを改めて認識してください。

学習の習慣を生活に定着させるポイント


学習の習慣を生活に定着させるポイントは、「何時から何時までは勉強する時間」というように、毎日決まった時刻に実行できるよう、生活スケジュールにあらかじめ予定を組み込ませ管理することです。

まずは、1週間の生活スケジュールをお子さんと話しながら表を作っていきましょう。

そのとき、なるべく細かく記入すると良いですよ。少なくとも、学校、習い事、睡眠、食事、入浴はスケジュールに入れておきましょう。また、必ず見たいテレビ番組の時間帯やゲームの時間など、子どもが絶対に外したくない予定も柔軟に入れてあげましょう。

あくまで、子どもが主導で生活スケジュールを決めることが大切です。

そして、それら必要不可欠な時間を除いた残りの時間のうちのいずれかを「学習する時間」と設定します。表を作るときは、目で見てすぐに分かるような直感的でカラフルな表がおススメです。予定の立て方は、以前お話しした「計画倒れにならないための4つのポイント」や「計画倒れにならない学習計画の立て方」などを参考にしても良いですよ。

学習時間の目安

さて、1日の学習時間の目安は、以下の通りです。ただ、この場合の学習時間とは、あくまで総合的な学習時間のことであり、日本語だけの勉強時間を意味している訳ではありません。ですが、この内の20~40%ほどを日本語学習に当てれると、海外にいても楽に日本語が維持できる環境が作れるでしょう。ただ、低学年までは比較的現地校の負担が少ないので、日本語学習が占める割合を増やしています。

参考までに、( )内は私が推奨する日本語学習時間です。

未就学児:10分ほど(10分)
小学校低学年:10~30分(10~20分)
小学校中学年:30~1時間(20~30分)
小学校高学年:1時間以上(30分)
中学生:2時間以上(30~50分)

これはあくまで目安ですので、お子さんの現地校での状態や現在の学力を考えながら増減していきましょう。

ただ、ここで忘れてはいけないのは、学習の習慣はすぐには思い通りに身に付かないということです。
1年後くらいに学習の習慣が付いていれば大成功だと気長に見守ってあげましょう。そのためにも、早め早めに始めるのが吉です。

さて、計画倒れで終わってしまう子の場合、「毎日、○○分間勉強する」のように時間で決めていることが多いようです。時間で管理をすると、楽しいこと(遊びやテレビ・ゲームなど)をついつい優先してしまい、勉強をする時間が結局作れなくなるケースが多いです。楽しいことの前では10分の時間も惜しいと感じるのは、どの子も同じですからね。

一方、前述のように、時刻で管理をすると、「○○時になった。さあ勉強を始めよう!」と自分で遊びからの気持ちの切り替えがしやすいだけでなく、親御さんにとっても、「○○時だよ。何をする時間かな?」と声かけがしやすいというメリットがあります。

学習習慣が付いているか否かで、将来の学力に大きく差が出てきます。これは、日本語力だけに限ったことではありませんので、できるだけ、小さいうちから机の前にじっと座る習慣をつけられるよう、うまくお子さんをサポートしてあげてくださいね!

学習習慣の定着がうまくいかないときは、一度、みらい塾にご相談ください。

 

 

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